RE100とは

RE100とは「Renewable Energy 100%」の略称で、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアチブを指します。

世界全体で地球温暖化対策に取り組むことに合意したCOP(気候変動枠組条約締約国会議)の動きは、特に世界をマーケットとする大企業にとって無視できないものです。さらに企業にとってステークホルダーとなる株主は、ESG投資を重視した行動を強めています。つまり、環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)といった視点から長期的なリスクを持っていると判断された企業は敬遠されるようになってきています。

しかも、この傾向は年金基金など巨額な資金を運用する機関投資家ほど強く、欧州ではすでに化石燃料に投資している企業は投資対象から外すなどといった動きも出始めています。さらに顧客となる消費者も、環境への負荷ができるだけ少ないエネルギーを好むようになってきています。従業員の採用の際に優秀な人材を確保できるかについても、エネルギーを含めた社会的責任を負って運営している企業が好まれるようになっていきているのです。

このように「RE100」とは事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達するといった、単純そうに見えて実は企業業績に関わるという、これからの社会に必要なステータスなのです。

RE100はThe Climate GroupがCDPとのパートナーシップのもとで主催しています。また、We Mean Business 連合の一部としても運営されており、日本では2017年4月より日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)が地域パートナーとして、日本企業の参加を支援しています。

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