絶縁抵抗測定は、絶縁抵抗計を使って、機器の導体と外装(接地部分)の間に電圧を印加し、流れる電流を測定することで、抵抗値を求める測定です。
絶縁抵抗測定の具体的な手順
1.停電状態の確認
測定対象の回路を停電させ、検電器などで停電状態を確認します。
ブレーカーをオフにするなど、安全対策を必ず行います
2.絶縁抵抗計の準備
絶縁抵抗計のプローブ(赤と黒)を接続し、適切な電圧設定(試験電圧)を行います。
3.測定
測定対象の回路に絶縁抵抗計のプローブ(赤:ライン、黒:アース)を接続します。
アース端子がなければ、黒のプローブは外装などに接続します。
測定ボタン(MEASURE)を押して、測定値(絶縁抵抗値)を確認します。
4.放電
測定後、被測定物に残った電荷を放電します。
5.復電
放電後、測定コードを外して復電します。